コラム

ピロリ菌が引き起こす病気

ピロリ菌の感染は自覚症状がないため、感染してもほとんどの方が気付きません。
しかし、感染してしまうと様々な病気を引き起こす原因になります。病気の予防治療をお考えなら、ピロリ菌の除去について考えてみましょう。


ピロリ菌と関係性がある病気

ピロリ菌と関係性がある病気

胃の中に住みつき胃を傷付けてしまうピロリ菌は、様々な病気を引き起こす原因です。胃の病気である慢性胃炎や胃潰瘍をはじめとした萎縮性胃炎、胃ポリープ、十二指腸潰瘍、腸上皮化生、胃MALTリンパ腫といった様々な病気と関係性があります。

ピロリ菌に感染すると胃の粘液が薄くなり毒素によって胃の壁が傷つきやすくなるため、これらの病気を引き起こす確率が高まるのです。日本人の約50%はピロリ菌に感染しているという結果が出ていますが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった病気を発症する人はその中の5%程となります。

しかし、こうした胃の病気を発症した方のほとんどがピロリ菌感染者であることから、治療や再発防止を目指すにはピロリ菌の除去が望ましいのです。
今までそのような病気になったことがない方も、病気の予防を意識してピロリ菌除菌治療を考えてみませんか。


最終的には胃がんになるおそれも

最終的には胃がんになるおそれも

ピロリ菌は胃がんと密接な関係があると言われています。
ピロリ菌感染によって胃の粘膜が薄くやせてしまうと胃がんを引き起こしやすい状態をつくり出され、胃がんを発症する確率が20倍程に高まるとされています。実際に胃がんを引き起こした約80%の人はピロリ菌感染者であるという結果が出ています。

1994年にはWHO(世界保健機構)により、ピロリ菌は確実な発がん因子と認定されました。ピロリ菌に感染していないからといって胃がんにならないとは断定できませんが、毎日の生活を健やかに過ごすことをお考えなら、まずはピロリ菌に感染していないか検査を受けてみましょう。


当クリニックは保険適用となるピロリ菌除菌治療も行っています。
慢性胃炎や胃潰瘍といった胃の病気を治療したい方や再発・予防をお考えの方は、ぜひご相談ください。鼻から通す胃カメラ検査を行っており、身体への負担や吐き気による苦しさを軽減しているため、初めての方も安心して検査を受けられます。札幌市周辺にお住まいの方やJR「札幌駅」に足を運ばれる際はお気軽にご利用ください。

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